【速報】新型G20 3シリーズ 特別先行内覧会!! 中編
前回の記事に続いてG20 3シリーズの特別先行内覧会に関する情報を書いていきます♪
そろそろインテリアのインプレッションに移ります!
インテリアの革新は今回のFMCの目玉と言っても過言ではありません。
F30までのインテリアと言えば「デザイン・質感ともに価格に見合わない。Dセグ最低品質」等、本当に散々な言われようでした…笑
我が家が初代X1(E90ベース)からF30に乗り換えた際には、そのインテリアデザインに歓喜の声を上げたものですが…もともとがそのレベルだったということの証でしょうか(^^;;
※撮影が苦手なのはご容赦ください…笑
全体的なデザインのフィロソフィは変わっていませんね。ドライバーオリエンテッドなその設計はコンフォートさを兼ね備えたコックピットといったところでしょうか。
しかし、今回はその質感が格段に向上しているように感じました。
例えばこのコンソール部分。前方のドリンクホルダーの蓋を閉めれば全体的にアルミトリムで覆われ、F30で指摘されていたプラスチック全開感は改善されています。このプラスチック全開感には私も否定的な見方をしていました。同時期に販売されていたF10 5シリーズは木目パネルの面積が非常に大きく、羨ましい思いを抱いておりました…笑
i-Driveのセレクター周りはたしかにプラスチックが使用されていますが、我が家のF30とは異なりサラッとした質感の樹脂パーツがあしらわれています。(表現がヘタでスミマセン…)
物理ボタンの高さも抑えられており、プッシュ感(というよりクリック感)が向上し、高級感を細部にも配慮しようという姿勢が見られると思います。
また、電子シフトの形状が変更になったのもポイントでしょう。
※F30の電子シフトです。(画像はインターネット上から拝借しております。)
上の写真の形状を採用した際にも賛否両論があったのを記憶しています。E90以前とは違い、P/R/N/Dのいずれかを選択しても、手を離すとシフトが元の位置に戻ってしまうため、一見してどのポジションにギアが入っているかが分かりづらいというのが否定的意見の大きな原因でした。
しかし、今回はシステム自体に変更はありませんのでその点の論争は起きないでしょう。もともと私自身はF30からの電子シフトには肯定的でしたし、近年は各メーカーともに様々なシフトレバーを採用していますから♪
ですが、ひとつ難点を挙げるなら、長さが短い!!
形状が以前の縦長から丸型へと変更されたことによる印象の変化も要因かと思います。しかし、実際に触れてみるとやはり短い…普段の使用では問題ありませんが、MTモードでの任意変速の際には操作性に疑問を感じました。
M Sportsモデルを選択すればパドルシフトが装備されますので、今回はそちらがベターでしょうか。Studie BMWさん等で後付けのパドルシフトも販売されるでしょうから、どうしてもM Sportsモデルが好みでない場合はそういう選択肢もありかもしれませんね。
(BMWオーナーさんは任意でのシフト選択を行う方が多い傾向にあると思いますので笑)
インパネ周り等に話を移します。
今回のFMCで強く感じた「質感の向上」の一端が顕著に見られるのが、アルミトリムの質感向上とその多用化です。例えばこのエアコンの吹き出し口、風量調整のノブが細かく細工されたアルミで出来ています。これまではこのような細工は見られませんでした。
また、インナードアハンドル周りにもアルミが多用されています。
ドアハンドル自体の形状も大きく変更されており、印象は大きく変わりました。
奥の助手席側ドアのインナーに見えるオレンジの光はアンビエントライトです。
F30から大きく採用されるようになり、高級感を演出するファクターと言えます。ちなみにこのアンビエントライトは高級感を演出する以外にも実用的な側面があります。夜間の走行時(とくに明かりの少ない山道等)に室内をぼんやりと照らしてくれることで圧迫感を緩和してくれるため、疲労感を低減させてくれるのです。
実際にF30での夜間走行に慣れてからE90で夜間走行をしたことがありますが、室内の暗さが非常に気になり、重苦しく感じたものです。
ちなみにF30のアンビエントライトはホワイト/アンバーの2色から選択できますが、今回のG20のアンビエントライトは11色から設定可能とのこと。ライバルメーカーを意識していることが強く感じられます。
お次は後席に話題を移しましょう。
使用頻度は低くても、実用セダンとしての3シリーズにとっては重要なポイントです。
身長170cmの私がドライビングポジションを取った状態での運転席後ろの足下です。
足はシート下に入りますし、何より膝周りの余裕があります。シートバックも体型にフィットしやすい形状で、ロングドライブでもあまり疲労を感じないものかと思います。
また、前席よりも若干高い位置に設定されているのか見晴らしがいいのも良好な点です。メルセデスベンツをはじめ最近では各社取り入れている手法ですが、ロングツアラーとしての性格を考えるとやはりこういった工夫は大事だと思います。
最後に言及するのはシートの素材です。
この写真の展示車は内装OP非装着のMSportsですが、見ての通りハーフレザーシートを採用しています。F30までのMSportsではファブリックとアルカンターラ(調?)のコンビシートでした。この差はとても大きく感じられました。やはりレザーが使用されているのは好印象です♪
しかも現行モデルにはシートヒーターが標準装備されています。(F30でも最終4気筒以上はデザインラインに関わらず装備されていましたが)ハーフレザー+シートヒーターのセットが装備されていれば私としては、というか我が家としては文句なしです!!
もちろんM SportsにレザーをOPで追加すればフルレザー内装且つインテリアカラーを選択可能という理想型にはなりますが、その分費用もかさみますので、ハーフレザーで十分です。笑
これまで我が家では世代によってハイラインもしくはラグジュアリーモデルを指名して購入してきました。父は「ハーフレザーもしくはフルレザー希望」母は「シートヒーター希望」。しかもこれまでのデザインではインテリアカラーは黒以外が鉄則(→ベージュorブラウン)これらの条件を加味するとM Sportsは選択肢から外れるという結果になっていた訳です。
しかし今回はワケが違います。
○シートヒーター装備
○ハーフレザーシート採用
○デザイン的にブラックもイケる
○パドルシフト搭載
これまで親子で計6台のBMWを乗ってきましたが、ここまでM Sportsに惹かれたのは初めてのことです。
まあ、父は現在のF30を長く乗るとのことですので、この具体的な妄想が役に立つことはないと思いますが…(^◇^;)
今回も長くなりました。笑
試乗インプレとその他情報は続編で紹介します!!
お読み頂けると幸いですm(_ _)m