りんてつのゆる記〜クルマと日々の思ひ出〜

クルマ好きとしてすくすく育った20代♂りんてつです。試乗インプレや日々のこと、ゆるーく記します。

我が家の320dとは?インプレ〜

今回の記事では、現在も我が家の愛車として大活躍している320dについて紹介します!!

ちなみに車両は320d luxuryです。

我が家ではシートヒーターが必需品ですし、黒以外のレザー内装が希望でしたので、こちらの車両を選択して購入しました。

 

〜エクステリア〜

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F30のデザインはエレガンスとアグレッシブさを兼ね備えた、バランスの良いデザインだと個人的には感じています。上質なセダンとしての高級感を持ちつつ、その細部にはエッジの効いたシャープなデザインが散りばめられています。

キドニーグリルと繋がったヘッドライトは発表当初は賛否両論ありましたが、これも見慣れるものです。先代のE90と比較すると直線的な印象で、力強いデザインです。

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リアから見ても全体的な印象は変わりません。フロントからリアにかけて尻上がりのデザインに加え、サイドを貫くプレスラインがスポーティな印象を与えています。LCIモデルになってLEDヘッドライトが奢られたことも、その印象を加速させているかもしれません。

海岸沿いを流す姿、ワインディングを駆け抜ける様、そして高級ホテルに横付けされる様子、どれを想像しても違和感のない、優れたデザインではないでしょうか?

 

 

〜インテリア〜

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E90からF30へのFMCにおける大きなポイントの一つがインテリアデザインの進化です。E90までの直線基調の簡素とも言えるデザインから、次世代的なインテリアへと進化を遂げました。質感に関しては疑問符のつく箇所もありますが、全体的には大きな「進化」と言っていいモノだと思います。

特に、ウッドパネルや各トリムにアルミ加飾を奢ったり、パネルの配置をただの直線から少々ひねりの効いたモノにしたりと言った傾向は、これまでの3シリーズには見られないものです。

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オーディオ等の操作スイッチが並ぶインパネ部分に採用されたブラックパネルも印象的です。他のパネルと異なる素材を採用することで、デザインにアクセントを与えています。また、夜間にはこのパネルの周囲やインナードアトリム組み込まれたにアンビエントライトが灯り、室内空間を明るくするとともに圧迫感を軽減してくれます。これは夜間走行の負担を大きく減らしてくれます(・∀・)

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電子シフトも賛否両論ありますが、個人的には好きです。デザインもカッコいいですし、実際の使用感に関しても慣れてしまえばなんの問題もありません。事実、BMWのFRもしくはFRベースのx Driveモデルのほとんどに採用されています。

上の写真で残念なポイントとしては、シフトノブ周りのパネルがプラスチック感満載であることでしょうか。同世代のF10 5シリーズであればこの部分もインテリアトリムが奢られています。車格の格差が大きく感じられる点と言えます。

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後席足元スペースはこのような感じです。身長170cmの私がドライビングポジションを取った状態ですが、大人が乗車しての無理のない居住性があります。足が組めるほどの広さはありませんが、長距離ツアラーとしての要件も十分に満たしていると言えるでしょう。

また、座面長が大きく取られているのも特徴です。現行w205 Cクラスが意外にも後席の座面長が短く居住性が低いと言われておりますが、その点においては3シリーズの方が優位性を持っています。サイドサポートも適度にしっかりしているので、座った瞬間には硬めに感じますが、ワインディングでも大きく揺さぶられることなく、快適に過ごすことができます。

 

 

〜ドライビング〜

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※LCIモデルの中でも年次改良後のモデルから採用されたデュアルパイプです。個人的にはお気に入りポイントです笑

ドライビングに関しても、F30になってE90から大きな変化が見られます。街乗りで走行すると快適性が向上しており、ラクに運転できる印象です。また轍にハンドルを取られるシーンが減っており、ストレスフリーに街乗りをこなす事ができます。

ワインディングに入るとその性能の高さには閉口します。E90はロールを電子制御で抑えて走る印象が強かったですが、F30では適度なロール感を伴ったコーナリングに変化しています。ロール→荷重変化→ノーズイン→脱出という一連の流れを感じることができます!!

これは走行モードをスポーツに変更するとさらに強く感じられます。ロール感が若干大きくなり、ステアリングレスポンスが向上します。しっかりとラインを狙ってコーナーに侵入し、一連の流れを体感しながら、自分の思い描いた通りのラインで脱出できた時の喜びは、市販セダンの中ではとても大きい物だと思います!!

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また、320dにおいてはエンジンパワーも特筆すべきポイントと言えるでしょう。太いトルクを持つ直列4気筒2.0リットターボエンジンはかなりパワフルです。マツダはもちろん、メルセデスVW等同クラスのディーゼルエンジンが多く登場していますが、パワー感は一番ではないでしょうか?

低回転からモリモリと湧いてくるトルクは3シリーズのボディを力強く押し進めていきます。発進時にラフにアクセルを操作するとホイールスピンが発生します。このパワーは街乗りでの乗りやすさはもちろんですが、高速での合流等あらゆるシーンで余裕を見せてくれます。ワインディングでは大きくアクセルを開けて回転数を上げる走りがしにくいのが少し残念かもしれませんが、多くのシーンでラクな運転を実現させてくれます♪

高回転域になると流石にディーゼルの弱さが出てきます。まずレッドゾーンが5500回転と低く設定されていますし、トルクの盛り下がり感がどうしても出てきてしまいます。その領域は使用することがほぼなく、高速の追い越し等でも困った経験はありませんが、高性能クラスと比較すると劣るのは間違いないと思います。

また、このエンジン(車両の設定を含む)の特色の一つとして、エンジンブレーキの効きの良さが挙げられます。我が家のluxuryモデルにはパドルシフトが装備されていませんが、シフトノブを左に倒してシフトダウンしていくと、大きな減速感を得られます。これは非常に便利で、ワインディングではフットブレーキの使用を最低限に抑えた走りができます。シフトダウン時の回転数上昇によるサウンドはあまり気持ちのいいものではありませんが、正直音に関しては慣れます(笑)

ちなみにこのエンジンブレーキは使い勝手がいいので、私は街乗りでも減速に使用しています。ブレーキパッドの節約にもなるので「一石二鳥」といったところです。笑

 

また燃費性能も実にいいんです。街乗りでは15km/ℓ前後ですが、長距離走行では非常に優れた燃費を見せてくれます。高速なしのワインディング片道2時間で21km/ℓ、高速メインでの片道3時間程度で23km/ℓをマークします。これはとくにいい数値の抜粋ではなく、恒常的にこの数値を出してくれます。軽油の販売単価の安さを勘案すると非常に経済的です!!年間25000km程走行する我が家ではこの経済性の高さは魅力以外の何物でもありません(・∀・)

 

〜総評〜

このクルマ、我が家には最高の一台です!!!

所有欲をそそるブランド、高い走行性能と良好なドライビングフィール、客人を乗せても不満の出ない快適性、そして冠婚葬祭等シーンを選ばない多様性。これらを持ち合わせたマルチな一台です。

新車で購入した我が家にとっては「リセールの低さ」という問題がありますが、これは裏を返せば中古市場の安さに繋がります。事実、長距離旅行にクルマを使用する私にとって320dツーリング等は非常に魅力的な選択肢に映ります。我が家にセダンが無ければ、おそらく購入筆頭候補になっていました(笑)

 

ほぼベタ褒めの記事になってしまいましたが、購入検討中の方のご参考になれば幸いです!!

 

インテリア   :★★★★☆

エクステリア:★★★★★

ドライビング:★★★★☆

実用性           :★★★☆☆

コスパ           :★★★★☆

総合評価点    :4.0点/5点満点