りんてつのゆる記〜クルマと日々の思ひ出〜

クルマ好きとしてすくすく育った20代♂りんてつです。試乗インプレや日々のこと、ゆるーく記します。

【速報】BMW 新型Z4 試乗インプレ

昨日は我が家の320dの点検のためにBMWディーラーさんにお邪魔してきました。すると試乗車の中に新型Z4があるではないですか!!

担当Nさんにも勧めていただき、試乗させていただくことになりました!!

車両はZ4 20i Sドライブで、直列4気筒2.0ℓターボエンジン搭載のFRモデルです。

ちなみにもちろんZ4は2シーター、父と二人で伺いましたので、2人だけでの試乗とさせていただけました(・∀・)

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〜インテリア〜

インテリアは新世代BMWのエッセンエスがふんだんに盛り込まれています。

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どこのメーカーにも共通する話ですが、インテリアデザインの共通性は高いものです。先日試乗したG20 3シリーズ然り、新型X5然り、インパネ周りやシフトノブに加えてi-Drive関係も最新世代を感じさせます。

ちなみにこのシフトノブは丸くてずんぐりした形状で、あまり使いやすくない印象があります。しかし、実際に触れてみるとその印象は一変します。ステアリングからの手の移動を考えてもちょうどいい位置にありますし、使用感も違和感もありません。これならパドルシフトが搭載されないモデルでも問題ないと思います。

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シートデザインはかなり凝ってます。(笑)様々な方向にステッチが入っていて、BMW全体で見てもかなりデザイン性の高いシートです。座ってみると案外硬すぎず、ホールド性のみならず快適性も考慮されていることがわかります。それから特筆すべきポイントの一つが、シートポジションの幅広さです。最低位置から最高位置までの幅が広く、体格に合わせて確実にベストポジションが取れそうです。また、クローズ時でもヘッドクリアランスが意外と大きく、快適性が高かったのも印象的です。

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シートバックには物置のスペースがあります。女性のバッグは厳しいですが、薄めのバッグなら入れられるかも知れません。ネットも搭載されていたので、小物を入れておいてもいいかも知れないですしね。

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このZ4はトヨタ スープラと共同開発されたことでも話題になりましたが、インテリアはZ4の方が凝っています。というかスープラに提供されたものよりもZ4で使用されているインテリアの方がBMWの中で新しい世代のものであるといった印象です。

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インナードアハンドルを見ても、最新世代のBMWであることが一目瞭然です。この辺りの細部に対するこだわりはどんどん加速していっているような感じがしますね。

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インテリアで残念だったポイントとしてはドリンクホルダーが挙げられます。シフトノブ周りをいくら探しても見当たらず、アームレストの下から発見しました。アームレストの蓋を全開にしないと使用出来ず、そうすると蓋が腕に当たります(笑)ドリンクホルダー自体の作りは良さそうですが、もう少し実用的な位置につけて欲しかったです(^◇^;)

ドライビング編で書きますが、かなり運転に特化したクルマなようですので、運転中に給水することは想定されていないのかも知れません…笑

それから、画像はありませんがドアポケットが小さくて使い物になりません(^◇^;)大きめの長財布を使用しているのですが、助手席で父に持っていてもらいました。(笑)

 

 

〜エクステリア〜

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エクステリアはかなりアクがあるデザインになりましたよね〜好みが分かれるところだと思います。しかし、画像で見るよりも実際見る方が印象は良くなりました。複雑に入り組んだデザイン面が陽の光を受けて輝くような印象です。獰猛さすら感じさせるようなその顔は、果敢な走りを予感させます。

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リアから見ると塊感が強く、かなりコンパクトな印象を受けます。ホイールが19インチと大きいこともその印象を加速させているかも知れません。とは言っても最近では珍しいほどのショートホイールベースで、クイックなドライビングフィールを感じさせ、ゾクゾクさせるような迫力があります。

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個人的に気になったのが、このキドニーグリルです。これまた新世代BMWらしく大きなグリルがはまっており、押し出しの強い感があります。さらにグリル自体もただの縦線ではなく複雑な作りになっています。低く構えた全体のシルエットと、小さくまとめられたヘッドライトと相まって、どのクルマとも似ていない独特な世界観を持っています!!

 

 

〜ドライビング〜

ドライビングポジションを設定して走り出します。幹線道路に出るまでの細い路地では長いフロントノーズが気になります。また、幅も広く取られているため、取り回しのしやすいクルマとは言えないかもしれません。しかし、ホイールベースが短いため、慣れるまでにはそう時間はかかりませんでした。

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幹線道路に出て少しアクセルを強く踏むと、フロントの2.0ℓターボエンジンが軽々とボディを引っ張っていきます。最近では2リッターターボで力強い加速をする車両も珍しくないものですが、これに関してはその中でも速い部類だと思います。ルーフオープン状態の風と音から来る加速感を差し引いても、かなりの性能です。実際、ルーフを閉めた状態でも加速感はやはり高いものがありました。

また、加速フィールが非常に良好です。全開加速では6500回転まで勢い良く駆け上がり、野太い音からは想像しにくい軽さのある加速を見せてくれます!!

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ワインディングに入りスポーツモードを選択すると、さらに輝きが増します。シフトアップ・シフトダウンの度に「バラバラ」という音を炸裂させながら、軽快に駆け抜けます。そしてこのZ4で最も驚いたのがコーナリング性能です。とにかくトラクション性能が高いです!!どんな場面でもしっかりと地面を掴んで離しません。F245&R275と幅広のタイヤがしっかりと仕事をしています。

その高いトラクションで地面を掴んだ状態で、コーナートップからアクセルONした際のノーズインが、これまたたまりません!!いかにもFRという挙動が感じ取れます。この感覚は乗ってみないと分かりませんが、この記事を読んでから乗ったとしても、大抵の人は驚くと思いますそれくらいの性能です。

また、この脚周りは追従性が高く、あらゆる場面での接地性の変化が限りなく小さく設計されています。轍がひどいポイントやうねりのある地点を、その線と交差するように勢いよく通過しても、完全に路面をグリップしているのが実感できます。それでいて乗り心地はガチガチではなく、入力はしっかりと感じられますが、カドのない乗り心地です。これだけ高性能のスポーツカーの中で見れば、快適性も高い部類だと思います。

この脚周りには感服しました…。

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2.0ℓターボのボトムエンジンながらかなり力強い加速を実現するエンジンを搭載し、回転フィールはナチュラルで音の演出もなかなか。コーナリングはとにかくグリップレベルが高く、それだけでなく後ろから押されてノーズが入るようなFRらしいフィーリングも味わえる。さらにかなりの強さの芯を持ちながらも柔軟性のある脚周りがどんな時でも路面に追従して、高い安心感を与えてくれる。

ここまで走りの面で感動させられたのは久しぶりな気がします。

とにかくすごい性能と「駆け抜ける歓び」を持ったクルマです。ポルシェ ボクスター危うしとの記事を拝見したこともありますが、その通りなのかも知れません。先代までのZ4とは別次元にいるクルマです。

気持ちよく運転できるクルマを求めている方には、是非一度試していただきたい車両です。

 

 

〜総評〜

とにかく感動できます。これまで何に乗ってきたかにもよりますが、例えポルシェオーナーさんでもパワー・エンジンフィール・コーナリング性能・コーナリングフィール・路面追従性、これらのどれか一つくらいは必ず感激できるポイントがあるのではないかと思うくらいです。

ちなみにルーフを閉めると快適性はなかなか高いです。走行中でも50km/h(?)までは開閉出来ますし、遮音性も剛性もかなり高いです。

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ソフトトップへの回帰からラゲッジもこの通りなかなかのスペースがあります。2人で2泊3日の旅行くらい余裕でしょう。ライフスタイルに鮮烈な色付けをしてくれるクルマとしても、価値ある一台です。

 

インテリア    :★★★★☆

エクステリア:★★★☆☆

ドライビング:★★★★★

実用性           :★★★★☆

コスパ           :★★★★☆

総合評価点    ;4.0点/5点満点

 

〜次回予告!!〜

今回の点検は日帰り予定でしたが、急遽1泊となりましたので代車が来ました!

代車はなんと530e!!こちらも素晴らしかったので次回の記事にします!お読みいただけると嬉しいです(・∀・)