りんてつのゆる記〜クルマと日々の思ひ出〜

クルマ好きとしてすくすく育った20代♂りんてつです。試乗インプレや日々のこと、ゆるーく記します。

【番外】馬力とトルクと回転数 とは?

本日は休日で時間が非常に潤沢にあります。

そこで馬力とトルクと回転数について、「例え話」を用いてわかりやすく解説したいと思います!笑これは私が中学生の時に理解に苦しんだ3点だからです。(笑)

この3項目はクルマの記事を読んでいると頻繁に出てくるポイントですよね。でもわかりやすい解説を見つけることができず、中学時代の私は苦しんだのです(^◇^;)

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※BMW523i(F10)のトルク曲線です。

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〜馬力・トルク・回転数の関係〜

まずはそれぞれの要素をカンタンに解説します。

○馬力

馬力というのは一般的にクルマのパワーを表す項目として目にする機会の多いものです。要するに、馬力表示の大きいクルマの方がパワフルだ ということになります。ちなみに馬力というのは以下の公式で算出される数値です。

馬力=トルク×回転数 (この式の積の最大値)

トルクと回転数に関しては以下で説明しますので、以下項目を読んだ後に再度読み直すと分かりやすいかもしれません!!

 

○トルク

トルクとは、端的に言えば、エンジンがタイヤを回転させる時に、タイヤを回すチカラの大きさのことを言います。どれだけ力強くタイヤを回しているかということです。

トルク=タイヤを回す時にかかるチカラの大きさ

 

○回転数

回転数とはエンジンが1分間に何回転するか?という数値です。

エンジン自体が回転するわけではもちろんありませんが、エンジンが作り出した回転が1分間に何回転になっているかとうことなのです。

回転数=エンジンが作り出す回転が1分間に何回転か

 

 

 

〜トルクと回転数、もっとわかりやすく〜

上にカンタンな解説を記載しましたが、これもそこまでわかりやすいとは言えません。それにここまではネットで検索すればどこでも見つけられる内容です…

そこでここから例え話を用いて解説しようと思います。皆さん陸上の短距離種目などの話で「ストライド 」と「回転数」という項目を聞いたことがありますでしょうか?

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ストライド というのは、走る際に踏み出す一歩の大きさ。(画像の赤線の長さです)

回転数というのは、歩を繰り出すペースのこと。ということです。

この関係、トルクと回転数にそっくりなのです(・∀・)

つまり、以下のように要約できます。

○エンジントルク ≒ 走る際のストライド

○エンジンの回転数 ≒ 走る際の脚の回転数

ストライド が大きく、脚の回転数が高いほど、走る速度は上がります。それと同じようにエンジンのトルクが大きく、回転数が高いほど、速度は高くなるということなのです。

 

どうでしょうか?少し理解しやすくなったでしょうか?笑

 

 

〜トルクと回転数がもたらす走りの傾向について〜

それでは次に、トルクと回転数が走りにもたらす影響について、派生的に説明します。

最近はトルクと回転数の双方を高い次元で両立したエンジンが主流として登場しています。しかし、それでもエンジンというのはトルクを重視した「トルク型」と、回転数の上がり方を重視した「回転数型」に分類されます。そこで、それぞれのエンジンの特徴について説明します。

 

○トルク型エンジン

トルクというのは基本的に回転数が上昇するにつれて大きくなる傾向にあります。(ある程度以上まで回転数が上昇するとトルクは下降し始めます)しかし、このトルク型エンジンでは低回転域から太いトルクが発生します。つまり、回転数を上げなくても(=アクセルを踏み込まなくても)大きいトルクが得られるということです。

その結果、あまりアクセルを踏み込めず回転数を上げられないような街中でも、太いトルクが発生することから、速度コントロールがしやすくなるという恩恵が得られるのです。

ちなみにトルク型エンジンは大排気量エンジンに多く存在します。(ダウンサイジングターボはここでは割愛します)

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例えばこのレクサスLS460。ターボ等過給機の付いていないNAエンジンで4.6ℓの排気量を誇ります。トルクが太く、回転数上昇を待たずに速度をコントロール可能です。

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さらにこのレンジローバーも典型的な例です。様々エンジンラインナップはありますが、5.0ℓエンジンでは強大なトルクでボディを押し進めます。

一般的には走りを楽しむスポーツカーよりも、快適性や実用性の高いモデルに多く搭載されるエンジンとういうわけです。

ちなみに回転数を上げずに済むことは燃費性能の向上にもつながります。

 

○回転数型エンジン

回転数型エンジンはトルクがそこまで太くなく、回転数を上げないとパワーが得られません。つまりアクセルを踏み込んで回転数を上昇させることでチカラを引き出して走るわけです。トルク型エンジンのように扱いやすいとは言えません。ではなんの価値があるのか?それは「ドライビングプレジャー」です。アクセルを踏み込んで回転数を上昇させ、その回転をエンジン音を感じながらクルマを操るのが楽しくてたまらないという方もいます。そんな方にとっては回転数型エンジンのフィーリングはたまらないものがあるわけです。

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例えばこのポルシェ ボクスターは回転数型エンジン搭載車に挙げられます。トルクも小さくはありませんが、回転数を上げることでパワーを引き出す趣の強いクルマです。

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また、マツダ ロードスターもこの傾向の強いエンジンを搭載しています。

このように見てみると、やはり回転数型エンジン搭載車は、走りを楽しむスポーツカーに多い傾向があります。街中での操作性の高さよりも、ワインディング等での走りの楽しさを重視したクルマに多く採用されているわけです。

 

 

〜まとめ〜

トルクが太いと力強いイメージ

回転数型だと軽やかで気持ちいいイメージ

とっても簡潔にまとめるとこんな感じでしょうか!!

 

いかがだったでしょうか?

あまり上手くない文章で、考えもまとまっていなかったかもしれませんが、すこしでも参考になれば幸いです!!