りんてつのゆる記〜クルマと日々の思ひ出〜

クルマ好きとしてすくすく育った20代♂りんてつです。試乗インプレや日々のこと、ゆるーく記します。

【回顧】318iツーリング 試乗インプレ

今回の記事では318iツーリングに試乗した際のインプレッションを紹介します!!

F30 3シリーズのLCIモデルから追加された318iは、日本市場においてはE46以来の登場となるボトムモデルです。

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今回の試乗車は318iツーリング luxuryです。

 

 

〜インテリア〜

インテリアは我が家の320dとほぼ変わりませんので割愛します!!笑

ちなみに唯一と言ってもいい違いはステアリング部分です。ACCの設定がOPでもありませんので、ステアリング左側のスイッチが少なくなっています。

 

 

〜エクステリア〜

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F30はツーリングモデルもかっこいいですね!!ごろんとしたイメージになることなく、エッジの効いたデザインをうまく実現しています。エレガントさをまとったツーリングモデルは、高級感とアクティブなライフスタイルを想起させるいいデザインだと個人的には感じています(・∀・)

ちなみにBMWのツーリングモデルの伝統として引き継がれている特徴が、リアウィンドウを単体で開くことが出来るテールゲートです。小さいものの出し入れや狭い駐車場での開口時に役に立ちます!!

 

それから320i以上のモデルとの差を発見しました。それはフロントのナンバー搭載位置です。下の2枚の画像をご覧ください。

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※試乗車の318iツーリング

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※我が家の320d

いかがでしょう?318iの場合ナンバープレートが上方に位置しているのが分かると思います。キドニーグリルに被っているか否かの差がありますので、少し注意して見ると結構カンタンにわかります。

これは装備の差から生まれるものなんです。それは全車追従型ACCの装備の有無です。上述の通り318iにはACCの設定がありません。よってセンサーが付いていないのです。ACC装着車の場合、センサーはナンバーの下に位置しています。ナンバープレートがセンサーの作動に支障をきたすことのないよう、ナンバープレートの位置を工夫した結果、ACCの有無によってナンバープレート位置に差が生まれてしまったというわけです。

 

 

〜ドライビング〜

ようやくドライビングです。

318iは直列3気筒1.5ℓターボエンジンを搭載しています。これは118i等と同じエンジンです。メルセデスCクラスやアウディA4が1.5ℓ前後のターボエンジンを用意しているところにようやく追いついたと言った感じです。

パワー感について言えば、実用域では特に問題ありません。低回転域でもトルクが出る設定ですので発進でもたつくようなこともありませんし、加速時も中速域までは不満はありません。もちろん力強い加速は期待できませんし、高速での追い越し等は余裕のある感は味わえないと思いますが、それは小排気量ですので仕方のないところ…

残念に感じたのは回転フィールでしょうか。まあ3気筒なので仕方ないのですが、やはりスムーズさに欠けており、気持ち良さは感じられません。3気筒と言えば軽自動車と同じとも言えますからねえ…笑

ちなみにメルセデスアウディが4気筒エンジンを搭載しているにも関わらず、エンジンメーカーのBMWが3気筒エンジンを搭載したのには理由があります。それは「エンジンのモジュラー化」というものです。BMWは現在、1気筒500ccのシリンダーを何気筒組み合わせるかで排気量を調整するというルールを作ることで、効率化と低コスト化を進めています。その結果1.5ℓの排気量を作るためには3気筒にせざるを得ないわけです。もちろんBMWはエンジンメーカーですし、改良にも全力を注ぐメーカーですので、これからの進化に期待したいところです!!

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ちなみに3気筒エンジン搭載には恩恵もあります。それは鼻先の軽さです。これは素晴らしい!!ワインディングを走ると鼻先が軽く、ノーズがスッと入っていきます。BMWらしいひらひらと舞うようなドライビングが体現されています。1気筒の違いは大きいものだと感心しました(^◇^;)

また、パワー感が上位機種に比較して薄いので、エンジンを回す喜びがありあます。4気筒以上のモデルだとトルクが太いのであまり回転数を上げるタイミングがないのですが、こちらは回転数を上げてエンジンを活かしきる走りがカンタンに出来ます。エンジンを使い切る走りって楽しいですよね〜笑なんだかE46を思い出すようでした。

 

最後に触れなければならないのはブレーキです。これ、止まりません。マジで。

最初はフィールの問題かと思いましたが、別の機会に318iセダンを運転した際にも同じでしたので間違いないでしょう。詳細は調査していませんが、確実に制動力は低いはずです。

タッチのフィーリングは悪くありませんが、そこからスーッと伸びてしまい、思ったところで止まりません。正直ひやっとするシーンもありました(^◇^;)

これってどうなんでしょうか?エンジンが小さいからという理由なのかもしれませんが、ブレーキは安全性に直結します。多くのドイツ勢メーカーは基礎基本は手を抜きません。これまでのBMWもそうだったはずです。しかし318iは試乗で体感するほど性能に差があります。私個人的には全く受け入れられない考え方です…

この点に関してはこれから改善されることを祈っています!!

 

 

〜総評〜

総合的に考えると、個人的には購入候補外になります。

満足出来る部分はたくさんありますが、エンジン・ブレーキ・ACCの問題を考えると320iとの価格差は安いように感じるからです。リセールの差を考えても、320i以上のモデルを購入したいところです。

BMWをすでに乗り継いでいるオーナー様方は同じ選択をする方が多いのではないでしょうか?笑

 

インテリア   :★★★★☆

エクステリア:★★★★★

ドライビング:★★☆☆☆

実用性           :★★★★☆

コスパ           :★★☆☆☆

総合評価点    :3.4点/5点満点