【速報】Q3 2.0TFSI quattro 試乗インプレ
前回紹介したQ2と同日の内容ですが、今回紹介するのはQ3のインプレです。最終型の特別仕様車の在庫がラスト1台を迎えたとのことで、お話を伺いに行ってきました。
試乗車は特別仕様車と同じ動力性能をもつQ3 2.0TFSI quattroです。
※特別仕様車の画像です。インテリア・エクステリアに関しては上記の車両をベースに記事としています。
〜エクステリア〜
エウステリアは非常にかっこいい!!もともとQ3のデザインはあまり好きではありませんでしたが、この特別仕様車は大きく印象を変えてきています。
※実際に見たグレーのほか、ホワイトも設定されているようです。
標準車からの大きな変更点はホイール、ブラックルーフレール、ブラックミラー、ブラックグリル、専用エアロといったところでしょうか。詳細を見るとより変更点は見つかると思いますが、前述の点だけを見ても、印象が大きく変わっているのは間違いありません。ちなみに標準状態の画像は以下の通りです。
※一部OP装着車です。
コンパクトサイズのSUVではありますが、この特別仕様車にはダイナミックさがあります。スポーティで大胆な印象を抱きます。素直に「カッコいいな」と感じました笑
リアビューも印象はあまり変わりません。ブラックのルーフレールが全体的に丸みを帯びたデザインを締めてくれていることもあってか、ダイナミックな走りを想像させます。
しかもこれは全てAUDI純正装備ですから、アフターパーツと違って品質の心配もゼロですし、おそらくリセールも強いのではないでしょうか。
〜インテリア〜
さあ、ここまでかなり高評価なQ3ですが、インテリアに入ってから問題が出てきます。
ま図このインテリアですが、標準のSlineと変わりない印象です。エアコンの操作系はノブ付きのダイヤル式ですし、ナビも小さく、設計の古さを感じさせます。まあ事実設計が古いので仕方ありませんが、全体的に上質感も薄く、アウディを手に入れたという満足感は味わいにくいように感じます。
寄って見るとさらにわかりやすいでしょうか。素っ気ないですし先進性も感じられません。この点残念に感じます。
しかもこの設計の古さはもう一つ問題点があります。それは先進の安全装備がないということです。前者追従型ACCはもちろん、自動ブレーキも装備されていません。これは私のクルマ選びにおいては重大な問題です。実際に活躍するタイミングは少ないですが、いざという時に「付いているクルマにしておけばこんなことには…」と思うのはイヤですので(^◇^;)
〜ドライビング〜
ようやくドライビングです。
試乗車は標準のS lineでした。加速は2.0ℓターボですからなかなかパワフルです。しかし意外だったのは初期のダッシュです。quattroですから高いトラクションを活かして素早い立ち上がりを見せるかと思いきや、穏やかな立ち上がりです。扱いやすい設定ですが、個人的にはもう少しワクワクするような一面があるといいかなあとも感じました。
しかしさらなる問題が待っていました。この試乗ではロングコースでワインディングも試させていただいたのですが、ステアリングインフォメーション等が非常に薄く、全く楽しくありません。笑
さらにステアリングのニュートラル付近が曖昧で切り始めもわかりづらく、ブレーキの効きもナチュラルでなく、全体的に操りにくい印象です。なんというか…自分の入力とクルマの動きの間にオブラートが挟まれているといったような感じでしょうか。
正直、個人的には魅力は感じませんでした。
ちなみに性能の高さを証明したいとのことで、担当営業のダイナミックな走行を助手席で感じさせていただきましたが、この時には逆の意味でびっくりしました。4輪のトラクションが高く、ハイスピードからの操舵ブレーキも非常に安定していて、不安のない走りでした。
〜総評〜
安全に家族や大切な人とドライブスル、そんな意味で見ると高いポテンシャルを持っているのでしょう。しかし、その点に着目するとやっはり先進安全装備がないのが気になります。
次期モデルは大きな進歩が予想されていますし、海外ではすでにインプレも始まっていますが、国内市場に入るまでには1年程度の時間がかかる見込みのようです。
日本市場が軽視されているのかどうかはわかりませんが、Q3を検討する際には勘案事項が多いのが現状といったところでしょう。
インテリア :★★☆☆☆
エクステリア:★★★★☆
ドライビング:★★☆☆☆
実用性 :★★☆☆☆
コスパ :★★☆☆☆
総合評価点 :2.4点/5点満点
以上、新元号「令和」発表の日にAUDIに関する2記事を投稿しました。
お読みいただけた皆様ありがとうございます!!もうすぐ始まる令和の時代を迎えても、時たま覗いていただけると幸いです(^^)