りんてつのゆる記〜クルマと日々の思ひ出〜

クルマ好きとしてすくすく育った20代♂りんてつです。試乗インプレや日々のこと、ゆるーく記します。

【速報】UX200 試乗インプレ

今回はかねてから気になっていたレクサスUXの試乗の機会を得ましたので、その際のインプレを紹介させていただきます!!

今回うかがったディーラーさんは、前回紹介したNX試乗の時と同じ店舗です。いつも大変お世話になっておりますm(__)m

試乗車はUX200 Fスポーツでした。個人的にはファーストカーにハイブリッドはあまり興味はないので、ガソリン車指定の結果、こちらの車両を用意していただきました!!

f:id:tohru_quattro-m19:20190316153956j:image

 

 

〜インテリア〜

UXは昨年発表されたレクサスの末っ子SUVにあたります。数年前にトヨタから鳴り物入りで発売されたC-HRをベースとする新生車種であり、こちらもその力の入れようはかなりのものでした。

インテリアを一見すると、それだけでこのモデルへの注力具合がわかるように思います。

f:id:tohru_quattro-m19:20190316154409j:image

インパネ周りを見るとC-HRの面影は残っています。しかし、それはベース車両との関係を知っているからこそ気づけるもので、特に質感の面では大きな乖離があり、予備知識がなければ気づく事はないでしょう。シート、インパネ、ステアリング、室内空間全体にレクサスデザインが散りばめられており、レクサスが産んだアーバンコンパクトSUVである事は一見して明らかな事です。

一部「インナードアパネルのプラスチック部分が安っぽい」等という声も耳にしますが、全体を見れば及第点なのではないでしょうか?たしかに理想を言えば改善点はまだいくつもあります。しかし、価格的にもコストが限られるセグメントですし、日々そこを気にしながら乗車するユーザーがどれだけいるのかというのも疑問です。少なくとも私の個人的な感想としては、コンパクトSUVクラスとしてはセグメント最上級のインテリアだと思いました。

f:id:tohru_quattro-m19:20190316155218j:image

ただ、残念だったのは人工皮革の質感です。もちろんレザー内装を選択すればなんの問題もありませんが、コスト面の問題等から人工皮革を選択する際には、実物を見て判断した方がいいでしょう。実際に見て触れた感想としては、「若干ビニール感が強いかな…」というものでした(^◇^;)

しかし、表皮には凹凸のある加工がなされていますし、車格を考えてもそこまでの高級感を求めるものではないのかもしれませんので、こちらも全否定するつもりはありません。

f:id:tohru_quattro-m19:20190316155805j:image

それから、こちらはC-HRを試乗した時点で推測出来ていた事ですが、後席スペースは狭いです(笑)家族で使うSUVというよりも、大切なパートナーや仲間と豊かな時間を紡ぎ出すためのSUVという設定なのでしょう。ライフスタイルとの適合性を考えてしっかり検討していただきたい点ではありますので、一応紹介させていただきます。

 

 

〜エクステリア〜

f:id:tohru_quattro-m19:20190316160218j:image

エクステリアは全体的にはかなりカッコいいんじゃないでしょうか!!

フロントに関しては、賛否両論の多いスピンドルグリルを、自然なデザインに落とし込んだモノだと思っています。奇をてらうトコロのあまりない、最近のレクサスでは珍しいほど自然なフェイスに仕上がっています。

f:id:tohru_quattro-m19:20190316160540j:image

そしてUXのエクステリアデザインのハイライトと言えばテールライトでしょう。車両の端から端まで貫くように繋がったデザインは印象的です。現時点ですと同様のデザインを採用しているのはアウディの新型A7とA8が筆頭でしょう。夜間に見かけるとさらに目立つデザインですが、悪目立ちするモノではないでしょう。

f:id:tohru_quattro-m19:20190316160831j:image

少し残念に感じるのはサイドに走るプレスラインです。少々際立たせすぎではないでしょうか(^◇^;)このプレスラインは一部リアセクションにも現れていますが、ここまで顕著なラインを見せるデザインは他に類を見ないレベルです。もう少し控えめにした方がまとまりの良いデザインになったのではないかと思ってしまいました…笑

 

 

〜ドライビング〜

f:id:tohru_quattro-m19:20190316161148j:image

今回も試乗コースは短く、ワインディングもありません。笑

そもそもこの車両のエンジンは直列4気筒2.0ℓNAエンジンです。正直動力性能には期待できないと感じていましたし、「ターボが付いていればな〜」なんてことも感じていました。

しかし、直線に出てスポーツモードで踏み込んでみると、その心配はあまり意味のないモノだったと感じます(笑)Fスポーツですので排気音の演出等もありますが、吹き上がりも良く、スムーズというよりは力強く加速していきます。回転フィールがいいとは言えませんが、パワー感は十分ではないかと思います。

この加速には新開発のCVTも寄与しているかもしれません。

「またまたCVTか〜」とがっかりしたのも事実ですが、1速のみギアが付与されたCVTは出足のモタつき感をあまり感じさせずにリニアな加速を実現していました。多段トルコンやDCTの採用が理想的でしたが、これならCVTでも納得出来るような気がします。

この感想に関してはエンジンブレーキに関しても同じことが言えます。パドルシフトでシフトダウンするとなかなかの勢いでエンジンブレーキが効きます。個人的にそういった傾向のクルマが好きですし、ワインディング等ではそのエンジンブレーキが運転のしやすさに寄与するものと考えておりますので、この点大歓迎でした(・∀・)

 

 

〜総評〜

f:id:tohru_quattro-m19:20190316162324j:image

個人的にはこのUX、買いだと思います。

燃費もターボ勢と比較すると格段にいいようですし、内外装デザインも十分の仕上がりです。さすがはレクサスといたトコロを見せつけてきた感があります。

走りの面でもいい意味で裏切りを見せてくれましたし(笑)一般的にいう「運転のしやすさ」に迎合しきらない、Fun to Driveの側面も持っています。

(価格等様々要因は考えられますが)ほぼ同時期に発売されたESと比較すると圧倒的に宣伝に時間とカネと手間をかけていたことからもわかるように、トヨタ・レクサス渾身の一台と言って過言ではないでしょう!!

 

インテリア   :★★★★☆

エクステリア:★★★★☆

ドライビング:★★★★☆

実用性           :★★☆☆☆

コスパ           :★★★★☆

総合評価点    :3.6点/5点満点