りんてつのゆる記〜クルマと日々の思ひ出〜

クルマ好きとしてすくすく育った20代♂りんてつです。試乗インプレや日々のこと、ゆるーく記します。

【回顧】E90 320i 購入記

以前紹介した我が家の過去の愛車、E90 320iを購入した際の経緯と、クルマのインプレを少し紹介させていただきます。

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※こちらがE90です。ボディカラーも写真同様スパークリンググラファイトでした。

 

E90 320iを迎える前に我が家で活躍していたのは2代目ハリアーでした。そんな折、ハリアー購入時の担当営業Tさんが我が家に訪問してきました。Tさんは元々母の友人でもありすでに長い付き合いでした。

「実はトヨペットからレクサスの新店舗に異動になりまして!!新しくRXというハリアーの後継モデルが販売されましたので、実車を見ていただくべくお持ちしちゃいました(^^)」

Tさんはこう切り出しました。6年ほど前にはトヨペット店の店長さんだったTさんがレクサスのゼネラルマネージャーに就任したと伺い、時の流れを感じました笑

とりあえずその日は父が不在だったため、後日店舗に伺うことにしました。

 

翌週末頃だったでしょうか。家族3人でレクサスに伺いました。新設の店舗はとてもキレイで、オーナーズラウンジもあって、商談席には「ようこそ○○様」のプレート。高級車ディーラーへの訪問は初めてでしたので、全てが驚きの連続でした(^◇^;)

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※当時拝見したのは写真とは少し異なる前期型モデルです。

 

とりあえずRX350を試乗させていただきました。ドアを開けた瞬間からインテリアの質感の高さに驚かされました!!2代目ハリアーでも内装はいい方だったと思っています。しかしそこには歴然とした差のある光景が広がっていました。(レクサスというネームバリューと豪華な店舗から来るバイアスを差し引いても、です。)

乗り心地も非常に柔らかく、滑らかでシームレス。マークレビンソンは、その静かな車内に心地良いサウンドで音楽を奏でていました。ハリアーとは雲泥の差です(T ^ T)

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ですがRXは我が家にとっては少々ボディサイズが大きすぎるように感じました。

「荷物を積んでの遠出の機会も減るし、次はドライビングを楽しめるクルマに」なんて考えを持っていた父にとってはRXはそこまで魅力的に映らなかったようです…

 

そこで目をつけたのはショールーム内に展示されていたレクサス ISでした。

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日本国内ではアルテッツァから生まれ変わり登場した初代IS。Inteligent Sportsの頭文字を取ったその車名の通り、世界に通用するスポーティセダンを標榜して開発されたこのISは、まさに当時の我が家にとって魅力的なクルマだったわけです。

 

さっそくISも試乗させていただきました!!

コンパクトサイズのボディにV型6気筒2.5ℓNAエンジンを搭載したIS250は、当時の基準で言えば十分なパワー感を持っていたと思います(・∀・) IS350も試乗させて頂きましたが、こちらは我が家にはオーバースペック。特性もピーキーだったこともあり、我が家には不要と考え、IS250 Ver.L一本に候補を絞って検討することになりました。

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このISとの出逢いから、具体的な商談がスタートしました。

レクサスに通ったのは4回ほどでしょうか。しかし、さすがはレクサスです。

一切値引きはありません。笑

現在も表向き「値引きナシ」路線を踏襲していますが、当時はなおさらソレを徹底していましたから、何度商談を重ねても額は変わりません(^^;;

ちなみにハリアーの査定額は予想を遥かに上回るモノでした。Tさんは長い付き合いのある営業さんでしたから、それが我が家に対するサービスといった認識だったのではないかと思っています。査定額にはTさんも自信満々の様子でしたし(笑)

 

丁寧なサービスとクルマ自体には基本的には家族揃って満足していましたが、父としては「イマイチ決め手に欠ける気がする」という意見を持っていたこともあり、契約を躊躇っていました。

(後席のレッグスペースがかなり狭かったこともその一因ではありました)

 

 

そんなこんなでレクサスとの商談が続いていたある日、ふとしたキッカケでBMWディーラーに足を運ぶ機会を得ました。ISと比較するならもちろん3シリーズです。実際レクサスのTさんも「ISはBMW 3シリーズを手本にい開発しました」とのことでしたので好敵手です(・∀・)

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BMWで担当に付いたのはYさんという営業さんでした。早速試乗に出ると、2.0ℓNAエンジンはISと同等の加速感を持ってボディを押し進めていきました。(サウンド等の演出から来る体感の差もあるかもしれません)父曰く、何より違うのはダイレクト感とのことでした。ステアリング操作に対するレスポンスの速さ、ロール感や路面状況等の情報量の多さ、それはまさに「駆け抜ける歓び」を支える大事なファクターなのだと思います。

この時点で父はBMW 320iに陶酔してしまっていたわけです笑

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母も「懐かしのBMW」そして「憧れのBMWの新車」ということで満更でもない様子でした(笑)ので、このまま商談に入ることになったのです。

装備等はIS250 Ver.Lと揃えたいということでハイラインPKGをOP装備した内容で商談を進めていきます。さすがに価格はISを上回っていました。

ここから、レクサスにはない値引き交渉が始まったわけです。当時のE90はすでにLCIモデル発表後で在庫車しかなく、選択肢は少ない分プライスは有利といった状況でした。

しかし、問題はその選択肢。我が家の希望としては320iもしくは325iのハイラインで、出来ればベージュ内装というものでした。そこで在庫検索をかけたところなんと該当は以下の2パターンのみ。。

○320i 外装グレー・内装ベージュ

○325i 外装レッド・内装ブラック

 

父も母も私もブラック内装は好みでないことから320iに商談のターゲットが絞られたわけです。

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かなりアレコレ工夫して頂きました…その結果価格は現実的な範囲に。ここが勝負所と見込んだのか、Yさんが王手をかけてきました。

「本日ご契約いただければ、現在お乗りのハリアーをレクサスさんと同じ価格で下取りさせていただきます。いかがでしょうか?」

BMWとレクサスではハリアーの査定額に40万円程の差がありましたのでこれは非常に魅力的でした。値引きの方もBMWらしく(笑)かなり頑張っていただいていたので、めでたく契約ということになったわけです(^^)

 

仮契約のサインを終えて外を見てみるとすでに真っ暗。入店からすでに6時間ほど経っていたようです笑

あれだけ通ったレクサスから一転、アポなし飛込みで入ったBMWでそのまま契約に至りました。クルマはご縁 なんて言葉を痛感した、短いようで長い1日になりました(・∀・)