りんてつのゆる記〜クルマと日々の思ひ出〜

クルマ好きとしてすくすく育った20代♂りんてつです。試乗インプレや日々のこと、ゆるーく記します。

【回顧】BMW X1 試乗インプレ

今回は現行X1のインプレを紹介します。

デビュー当時の話ですが、X1のデビューフェアが開催されるということで、朝イチで押しかけて試乗をさせていただきました笑


デビューフェア初日でしたが朝イチということもあり人出はまばら笑

ほかに試乗を希望されるお客様もいなかったようですんなりと試乗車をご用意いただけました(o^^o)

ちなみに試乗車はざっと見た感じだとX1 xDrive25i xLineにレザーシートとパノラマサンルーフを装着した車両でした。この車両の試乗第一号です( ̄▽ ̄)w

 


~エクステリア~

まずは外観ですが先代モデルに比べて全高が上がり、全長が縮められていることもあり非常に塊感の強いデザインになったと思います。LEDのイカリングが装着されたりシャープで直線的なデザインを多用したりと、現行BMWの他モデルに通ずるデザインになったかなと思います。Xモデルも1~6までキープコンセプト化が整いましたね(*^^*)

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ただ少し残念なのはリアデザインで、シャシーなどを共通としている2シリーズアクティブツアラーやグランツアラーのデザインが色濃く残っており、ランプ周りだけでなく全体的に少しファットなイメージに個人的には感じられました。。笑

 

 

~インテリア~

インテリアはまさしく2シリーズFFモデルの血を濃く感じましたね笑

ダッシュボード、ステアリング、シフトノブ、シート形状、インパネ周り等目につく部分はおおかた同じコンセプトのデザインのようです。

しかしセンターコンソールのデザインは個人的には非常に好印象を持ちました。前後2分割のカップホルダー兼小物入れのスライドカバーや、シフトノブ周りの樹脂+レザー調加飾部品のデザインはモダンで、細かなところへのこだわりを感じました(o^^o)

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それから後部座席の広さはこのクルマのキャラクターを鑑みるとかなりの利点になると思います。身長170cmの自分がドライビングポジションを適正にとっても、後席の膝前スペースは余裕があり、横方向やヘッドクリアランスも不満はありません。仮想敵車となるであろうアウディQ3は後席があまり広くなく、ラゲッジスペースも広くはなかったので大きなアドバンテージと言えるでしょう。


それからもうひとつ気付いたのですが、室内の解錠施錠のスイッチはドアパネルに付いているのですね笑3シリーズなどのFRモデルではセンターコンソール中央のハザードスイッチと縦列で並んで付いているので探し回ってしまいました(^◇^;)w

とはいえ自分がいま乗っているF56 MINI 3doorハッチバックモデルも同じ場所なので、シャシー母体を共有していることを考えれば当然なのでしょうかね笑

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~ドライビング~

前置きが長くてすいません(^◇^;)笑

走り慣れた試乗コースへと出発します。違和感は電子式サイドブレーキくらいです。


まず驚きはハンドルの軽さです。シャシー母体共通のMINIよりもさらに軽く、街中での右左折であれば片手でクルクルと回せます。とはいえアウディほど軽いわけではなく、手応えも多少あり、ロードインフォメーションも伝わってきましたよ(*^^*)

ちなみにゆっくりと狭い道路を走って幹線道路に出るまでの間は結構段差を拾います。国産のSUVを想像していると乗り心地は硬いと感じると思います。。笑

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広い道路に出て踏み込んでみると…ん??という多少の遅れのあとにパワーが湧いてくる感じです。自分のminiと同じ直4 2000ccターボエンジンということで期待が高すぎたのかもしれません笑しかしボディサイズを考えれば優秀なパワー感だと思います。

パワーが出はじめると滑らかに速度を上げていきます。刺激的というよりは滑らかにジェントルに加速する、そんなエンジンだなあと思いました♪まぁ刺激が足りないと言っても最近MINIクーパーSや320d、ボルボV40 D4など小さなボディにハイパワーエンジンを積んだモデルばかり日常的に運転してしまっていたからパンチが足りないだけで、普通に考えればかなりスポーティなSUV、まさしくSAVといったところなのでしょう。笑

ちなみに高い乗車位置のせいもあり速度感は狂いますね笑笑


軽いワインディングに入ると多少のローリングを許容しながらもある程度のハイペースでコーナーを抜けていきます。最低地上高、全高ともに高めの設定であることを考えれば優秀な性能でしょう。ただ、あくまでも"多少のハイペース"であり、ロールをほぼ伴わず地に張り付くようにコーナリングしていくような性能ではありません。

先の広い二車線道路ストレート部分ではクイックな車線変更も試してみましたがロールはやはりありましたね笑しかし揺り戻しなく安定性を即座に取り戻すのはさすがで、シャシー性能の高さを実感しました。


ちなみに試乗車はxDriveのモデルでしたがアウディのクワトロのような"高性能なクルマが勝手に走っている、乗せられている感"のような違和感は全くなく、駆動方式を気にさせないようなナチュラルなハンドリングの持ち主であり、BMWに広く言われる、いわゆる"クセ"のない乗りやすいクルマでした♪

友だちや家族を乗せて、荷物をたくさん積んで楽しく走れる反面、その気になればハイペースで峠を流すことも出来るし、高速で流れをリードすることもできる。そんなクルマではないでしょうか(o^^o)

この面も含めて考えるとBMWがこの手のいわゆるSUVに与えたSports Activity Vhiecleという独自の名称のActivityの意味するところは単なる"俊敏で活動的なクルマ"ではなく、ライフスタイルなどを意味する"アクティブ"という要素も含まれているのではないかなと感じました。


実は自分で運転させてもらったあとに父の運転の助手席に乗って同じコースを走ったのですがロール量やスピード感は自分で運転している時よりも緩やかに感じたような気がします。高いボディ剛性やシャシー性能がなせる技なのでしょうけれども、運転手がドライビングを楽しんでいるシーンでも乗員が不安にならずにドライブを楽しめる、そんな"クルマ"というより"空間"といった感覚の存在なのかなと思いました。


いまのクルマに買い替える前、半年ほど前まで親が先代X1 sDrive18iに乗っていて、それに乗ったことがある、というか免許を手に入れてからそのクルマで運転の練習をしていました。そのときの感覚からすると、FRモデルでE90 3シリーズベースのドライビング感の濃い地を這うような(?)感覚は薄く、ドライビングプレジャーや駆け抜けるよろこびと言われるような感覚はあまり期待できないかなとも思ってしまったのが正直なところです。

 

 

~総評~

しかし将来結婚して、子供ができて広いクルマが必要になったとしたら、高いデザイン性と一般的には十分なパワー感、おしゃれな内装や充実した安全装備など多面的な考慮の末、選ぶ可能性の高いクルマだと思います。

1.5リッターターボエンジンのベースグレードは385万円からという戦略的価格設定で燃費性能も優れていますし、これでパワフルな直4ディーゼルターボエンジン搭載車種が正規輸入されるようになれば大きく売り上げを伸ばす車種なのではないかなと思いました。

 

インテリア   :★★★★☆

エクステリア:★★★★☆

ドライビング:★★★☆☆

実用性           :★★★★☆

コスパ           :★★★☆☆

総合評価点    :3.6点/5点満点