りんてつのゆる記〜クルマと日々の思ひ出〜

クルマ好きとしてすくすく育った20代♂りんてつです。試乗インプレや日々のこと、ゆるーく記します。

【回顧】IS200t 試乗インプレ

今回は2015年秋頃に試乗したレクサスIS200tのインプレッションを紹介します。


うかがったディーラーさんは北関東のトヨタディーラーを展開する企業が運営するレクサスディーラーさんで、店長さんがお相手をしてくださいました笑


試乗車はIS200t F sportsです。

エンジンは直列4気筒2リッターターボエンジンです。NX200tやRX200t、クラウンなどに採用されるエンジンと同型のもののよう。

 

 

~エクステリア~

まずはエクステリアからです。

ホワイトノーヴァ・ガラスフレークと呼ばれるパールホワイトは陽のもとで見ると本当にキラキラとしていて、エッジと曲線を織り交ぜたボディの複雑な面に豊かな表情を添えてくれるピッタリな塗装かと思いました!!

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フロントはレクサスが新たなブランドアイコンとして掲げるスピンドルグリルをメインに、独特なヘッドライトを両側に配置した斬新なデザインです。このヘッドライト、前照灯とハイビーム灯などが入った部分と、ポジション灯が入った部分が上下に離れて付いています。

…ちょっと斬新すぎるかなぁ(^◇^;)年数が経過して型落ちになった時に古さを強く感じてしまうような気がします笑


それからRCのFスポーツはスピンドルグリルの格子状の部分をよ~く見ると、上半分は小さなLの文字で、下半分は小さなFの文字で構成されているようですが、もしかしたらこのISも同じようになっているのかもしれません笑

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リアはフロントに比べるとおとなしめですね笑

テールランプの車体側面が、上の線より下の線の方が長くなるように構成されているのが特徴と言えるでしょう。

それから中の光る部分はLの文字を横に倒したかのような形で配列されています。…BMWが全車に共通で採用しているモチーフと同じですが、まぁLEXUSの頭文字ですからかぶりは仕方ないということなのでしょうか。笑


Lフィネスデザインはこれからどこへ向かうのか、楽しみなところでもありますね!!

 

 

~インテリア~

インテリアは先代にあたる、日本国内における初代のISとは違い、かなり輸入車勢を意識したデザインと言えるでしょう。

けっこう横長気味のナビゲーション画面に、地面と水平に大きく横たわるインテリアトリムそして革製のシフトブーツ付シフトノブなど他の国産車にはないテイストを満載にしています笑

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そのうえで強く感じるのは質感の高さです。

建てつけ精度が高く、パーツとパーツのチリ合わせが高度なため、それぞれの隙間がかなり小さく収まっています。

そして目に入り手に触れる部分の材質にはチープなプラスチックなどがあまり使われておらず、全体的に高い質感実現しています。


シートはFスポーツだからなのでしょうがホールド性が割と高く、それでいて硬すぎて疲れるなどということはない、バランスの良いシートでした。

ただシートヒーターに関して言えば、電熱線式ではなく温風を使って温めるタイプのシートヒーターは結局エンジンが温まるまで温風が出にくく、エアコンが効くまでの寒さを取り除くという本来のシートヒーターの意味は成していない気がします…


それから先代モデルでとにかく狭くて使い物にならなかった後席は大きく居住性が改善され、ファミリーユースにも応えられるモノを得た感がありました。これは多くのヒトにとってISを前向きに考える大きなきっかけとなるのではないでしょうか?

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~ドライビング~

さていよいよドライビングです。

エンジンを始動してシートとステアリングがドライビングポジションに移動するという演出の後出発します。

店舗の前はいきなり大通りですからそこへ左折で侵入します。車両が多く流れが悪いのですが、アクセルとブレーキのリニア感が強く、非常に扱いやすいです。

ステアリングも軽めの設定で、F56ミニよりも軽かったですね。


流れが良くなってきたところでスポーツ♯にドライビングモードを合わせて加速を試してみます。…おや?笑加速がいいとは言いがたい感覚です、パンチもないし伸びも大して期待できません。

同じセグメントに位置するBMW320iやアウディA4も同じく2リッターターボエンジンですが、それらと比べると差は歴然としています。加速性能はかなり劣るようでした…。


続いてコーナリングフィールです。

ワインディングと言えるようなシーンはありませんでしたが4輪が常に路面を捉えている感覚があり、敏感すぎずかつダルくないステアリングがリラックスしたまま思ったようにクルマを動かさせてくれます。

またレクサスISはFスポーツを選択すると自動的に電子制御可変ダンパーのAVSをはじめ、VGRSやDRS、LDHが搭載されるため、17インチアルミを標準装備するバージョンLよりも19インチを標準装備するFスポーツの方が乗り心地がいいとされています。これはなかなか驚きの事実でした!!

これらに加えてFR特有のノーズインの感覚も割りと色濃く残っており、Intelligent Sportsの名は伊達じゃないぞといった感じです(^^)

 

 

~総評~

このクルマ、短いスパンでの乗り換えを考えているなら買いだと思います。実際買うとしたらパワー不足を補うために300hか350にすると思いますが、レクサスならリセールも期待できますし、型落ちになる前に買い換えればデザインを古く感じることもありません。


それでも注意したい点は、ISはあくまで高級国産車として捉えるということです。品質が上がって輸入車のようなドライビングを手に入れたと言っても細部には国産車らしさが残っていますし、その分逆に細かい気配りが効いているのも事実ですから、輸入車と渡り合える国産車を欲する人にとってはいい選択肢だと思いました♪

 

インテリア   :★★★★☆

エクステリア:★★★☆☆

ドライビング:★★★☆☆

実用性           :★★★☆☆

コスパ           :★★★☆☆

総合評価点    :3.2点/5点満点